社員が定着したら業績が止まる!(人材定着の落とし穴)

「社員が定着する職場にしたい」
そんな願望をお持ちの経営者様は多いのではないでしょうか。

実際、私のところにもそのようなご相談が多いです。
そりゃそうですよね。せっかく苦労して採用した社員にすぐ辞められたらたまりません。

でも、そこが落とし穴。
社員が定着したけど、業績が止まった!
そんなことになったらどうですか?
 
嫌ですよね。
あなたが水戸黄門型組織でなく、ジャニーズ型を目指しているならば。

今回は、それについて考えたいと思います。

定着しない理由のほとんどが、職場環境によるもの。
・残業や休日出勤が多い
・残業代を払ってもらえない
・有給休暇が取りにくい
・人間関係が悪い
・給料が低い

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特に中小企業の場合は、これらに尽きるといっても過言ではありません。

逆に言うと、これらを解決すれば定着するので、それほど難しくはありません。
・社員と面談をし、どんなことを考えているのかを知る。
・面談内容を踏まえ残業や有休等の労働条件を整備する(就業規則の改訂)
・就業規則で改訂した内容を社員に伝え、働きやすい職場にしていくと宣言する

たったこれだけです。

給料をすぐに上げることはできないでしょうが、相場と比べて特別低いということでなければそんなに大きな問題ではありません。

残業が多い、人間関係が悪いという問題もすぐに解決はできないでしょうが、「私の話を聞いてくれた」という点で大きなプラスです。

では何故、社員の定着によって業績がストップするのでしょうか?

環境の整備はあくまで組織作りの土台に過ぎず、それだけで業績が上がらないからです。
土台をもとに、そこから頑張っていかなければならない。

ところが「社員の定着」を目標にしてきた経営者様は、それが叶うことで悩みが解消され、ホッとしてしまうんです。そうすると、そこから先になかなか進めない。

山を登るときに、2合目当たりの展望台で
「あっ、いい景色やわ~」
って満足しているようなものです。

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職場環境が整備され、社員が定着したら、次はその上を目指していかなければならない。
それはベクトルの共有であったり、個々の社員のレベルアップであったりするのですが、そこで脱落する社員が出てくる可能性があります。

でも、これって決して悪いことではないですよね。成長のためのプロセスのようなものです。

社員の定着というのはチームアップとは直接関係がありません。だから目標にしてはいけないのです。

大切なことは、未来の姿(ゴール)の設定と、どのようにステップを登っていくのかを描くことです。
全体像を描き、今自分たちはどこにいるのか=現在地、を確認しながら1歩1歩進んでいくようにしましょう。

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